フラワーエッセンスとは■■■


1930年代、イギリスにエドワード・バッチ(1886-1936)というお医者サマがいらっしゃいました。彼は普通の診療活動をしながらいわゆる西洋医学の方法論に物足りなさを感じていました。ヨーロッパではホメオパシー(同種療法)という自然医療があり、バッチさんは初め「これだ!」と取り組みました。ホメオパシーは向こうでは(日本での漢方のように)世間的に認められた方法で、殊にイギリスでは王室が認めています。さて、バッチさん、ホメオパシーでもなにか物足りないものを感じられたようです。彼が散歩をしているうちにたどり着いたのはそれぞれの「花の朝露」の持つチカラ、でした。
ほらほら、むこうのおとぎばなしで「姫を助けるのは森の奥に咲く**という花の、その花びらにのっている朝露を口に含ませる事」と魔法使いのおばあさんが教える…あの「朝露」です。
でも朝露の大量生産はできないというので編み出したのが朝早く花を摘み、それを自然の水に浮かべ、お日様の元に置くという方法です。フラワーエッセンスとは、こうしてそのお花の持つ性質をお水に落としこみ、この水を腐らないようにブランデーを保存料として加えたものです。つまり荒っぽく言いきってしまえば 味も成分も色も同じ、「違う花を浮かべた水で作ったブランデーの水割り」です。

 

各々のエッセンスの「効能」は、そのメーカーが定義をだしています。
定義の方法は直感で決めている所もあれば、その花(植物)の姿(どんなところでどんな風にはえているか・何色でどのような形の花かなど)を手がかりに導いたり、沢山のケーススタディを元にをまとめたりとさまざまです。

 

フラワーエッセンスがどんな風に作用するかというと「”今困っている症状・状態・性格などは、欠点ではなく、その方が持っている素質のダークサイドが現れている・もしくはまだその素質が出そびれていると”言う事で、その素質と似た定義を持つお花のエッセンスがサニーサイド・出そびれている素質を引き出す応援をするのだ」というものです。つまり「もっていないもの」には「応援しようがない」、従って「副作用」はないといわれています。